8月23日に発行された東海タイムズ8月号に、7月に行われた映画『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』の聚楽園ロケの様子と東海テレビ「ニュースOne」の取材、および聚楽園大仏について記事が載りました。
(東海タイムズさんの許可を得て転載)
加えて、国内外の観光・イベント情報を発信する「地球の歩き方ニュース&レポート」にも、東京で開かれた「大仏廻国展」についての記事が載りました。同展覧会では聚楽園でのロケ風景も紹介されました。
映画『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』については、特撮ファンを中心にインターネットを通して認知度が上がっています。しかし、特に聚楽園大仏がある東海市内の中高年以上の世代に目を向けてみると、まだまだ映画のことは知られていません。なぜならウェブを中心とした発信方法では、周知に限界があるからです。
地元の中高年以上の世代の人にとっては、聚楽園の大仏といえば「子どもの頃に大仏の胎内で遊んだ」といったような思い出がある人も多く、愛着は深いです。東海タイムズさんで取り上げていただけたことは、地元のそれら層に映画、および聚楽園大仏の維持活動を周知する面で、とても意義深いことになりました。
聚楽園の大仏は前回の修繕から今年で約30年が経っています。地域のシンボルとして、いかに大仏を後世へ伝えていくべきかを、考えねばならない時期に来ています。将来を担う若い世代はもちろんのこと、過去から現在までをつなぎ、今ある社会を整えてくれた先輩方と手を取り合うことなしには、この継承作業は成功しません。
各世代を一つにまとめ、未来への継承を少しでも潤滑にし、それを永続させること。そして、すでに聚楽園大仏を知っている地元だけで盛り上がるのではなく、例えば今回の映画で新しく聚楽園大仏を知る人が増えたかもしれないように、地元ではない人たちにも周知を行い、外部からの新たな交流を入れ、より広い関心を集めること。これら内と外の2本の軸を平行して行うことこそが、さらに地域を盛り上げることにつながると、私たちは考えています。