造立者・山田才吉の経歴
美濃国厚見郡富茂登村(現在の岐阜県岐阜市)に生まれた山田才吉は、東京へ料理修行に出た後、名古屋で店を構えます。その後、現在も名古屋名物として知られている守口漬を考案。財を成しました。また日本罐詰株式会社を立ち上げて、愛知県下で初めて缶詰製造販売にも参入しています。
東陽館(現在の名古屋市中区)、南陽館(名古屋市港区)、聚楽園(愛知県東海市)北陽館(岐阜県可児市)といった料理旅館や、名古屋教育水族館(名古屋市港区)の建設、名古屋瓦斯(東邦ガスの前身)、愛知電気鉄道(名古屋鉄道の前身)への参画、熱田電気軌道の敷設、中京新報(名古屋新聞の前身のちの中日新聞)の創刊、名古屋の柳橋中央卸売市場の開設なども、才吉が手がけた事業です。